2022.11.19
News
IMG時代に、私がアシスタントとして設計監理や設計作業をしながらコース設計の教えをいただいた元IMGのチーフアーキテクトBrit Stensonが全米ゴルフコース設計者協会ASGCAのプレジデントになりました。
就任式典に参加したGolfplanのDavid Daleによると、就任スピーチで名誉なことに私の名前も出たそうです。
クリーブランドの高級住宅街シェイカーハイツの自宅にステイさせてもらいながら、基礎から教えていただきました。
写真は、当時ジョニーウォーカークラシックで、ニックプライスに紹介してくれたブリット(中央)です。
ブリットはヴァージニア大学のゴルフ部キャプテンでもあり、何度かゴルフもしましたが、私は一度も勝てませんでした。
コロナ前に来日した時には、奥様のケイトとともに当時事務所のあった赤坂で家族やコース設計の話など楽しい食事の時間を持てたのもいい想い出です。
彼の設計哲学は、Least Disturbance すなわち手を入れる場所をできるだけ抑えて、あるがままに近いコース設計です。
当時、ゼネコン主導の日本のバブルコース造成では200万㎥もの運土をするコースも珍しくなく、それとは対峙するものでしたが、今ではコース地選択も含め世界の主流となっています。
当初マスタープラナーだったブリットは、TPC時代からコース設計に係り、日本のTPCコースの設計などにも携わります。IMG時代には世界で70以上のコースを設計しており、その一部をアジアで私も手伝わせてもらいました。
下記サイトで設計思想など詳しくご覧いただけますので、ぜひご覧ください。
Brit Stenson, ASGCA, elected president of American Society of Golf Course Architects