運営者情報 | YARD/Golfplan Japan |
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代表者 | 東 裕二 |
TEL | 090-4847-1336 |
yardyuji@yahoo.co.jp | |
住所 | 〒181-0001 東京都三鷹市井の頭5-16-5 Park 井の頭202 |
事業内容 | ゴルフコース設計・運営に関してのコンサルティング業務 |
これがゴルフ場かと子供のころに初めて見たのが六甲山の山頂近くに見えた神戸ゴルフ倶楽部でした。中学の時拾ったゴルフボールがきっかけで、友達と棒きれで始まったゴルフ。ほどなく、お小遣いをためて、神戸の高架下で1本1本錆びかけのクラブを買い足して、何人かの仲間で空き地や学校のグラウンドでプラスチックの球を打ち、夏休み、春休みに市営のゴルフ場や、ショートコースに行くのが始めた頃のゴルフでした。その空き地や、グランドでのグリーンやティーの位置を決めていたのが、最初のコース設計かもしれません。 ほどなくTVでもマスターズや海外のゴルフ番組が見られるようになりましたが、それらと日本のコーストとの違いにとても違和感があったのを覚えています。ジャック ニクラウスのショットバリューを演出するコースへの思いを聞いて、コース設計の妙、面白さに魅了されることとなりました。
バブル直後の90年代にIMG Tokyo(インターナショナル マネージメントグループ 東京支社 現在のIMG Japan)で、ゴルフコース設計業務を担当する機会を得ることができました。日本及び東南アジア地域での、リゾートや住宅複合開発などから、単独のゴルフコース設計、改修まで、クライアントのプロゴルファーの意向をくみ取りながら、主に米国本社の設計者と共に行っていました。それまで、雑学レベルでコース設計に関しての知識はありましたが、そこで、英語の書籍を読み、本場のコース設計とその結果へ繋げるプロセスを、仕事の中で学ぶことができたのは、他にない体験でした。 ゲーリープレーヤー、グレッグノーマン、青木功さんなどクライアントのスーパースターのアイデア、哲学を聞けたのも資産となりました。 IMG退職後、縁あって中国海南島の国際会議複合施設開発プロジェクトに参加することになり、そのコース設計、施工監修を任されたのは、中国の経験のない人たちを指導しながら苦労しましたが、刺激的で楽しいものでした。コースは、アジアの経済人を招いて毎年開催される、ボアオフォーラムの会場の最初のゴルフ場となり、アジアツアーの会場ともなりました。 その後、通訳、翻訳などでつなぎながら、次のプロジェクトを探していましたが、海外では、日本の関連事業以外で日本人が活躍できる場は多くなく、日本関連の事業はバブル崩壊でほぼ終了し、不本意ながら一旦ゴルフとは離れることとなります。
その後再度企業に勤めることとなりましたが、新規事業を立ち上げる機会を得ました。未経験の分野への挑戦でしたが、市場を鑑みて、関係者のメリットにつながる事業設計や考えを伝えていくことにより、一つの柱となる事業に育てることができ、改めてビジネスの面白さ、本質を学びました。以前は、単純にプレーヤー目線での良いコース設計を考えていましたが、ビジネスの視点を持つことが、持続性を保つことに繋がり、お客様や、スタッフにとっても重要であることを改めて認識することができた貴重で必要な体験でした。
時は過ぎ日本のコースのほとんどが開場から20年以上を経て、芝草の状態や、樹木の管理、灌漑設備、バンカーの更新など管理上も手を加えることが必要な時期となり、何よりも、道具の進化で、ティーやバンカーの位置など、元の設計意図が実践できないコースとなってしまったことなど、手を入れたいところはいくつもある状況かと思います。また、2,000コースを超えるゴルフコースが存在し、独自のゴルフ文化も醸成されてきているなかで、人口、ゴルフ人口も減少しつつある状況で、しのぎを削る競争業界ともなってきており変革が求められる時期かとも感じております。 そこで、再度お手伝いできるチャンスととらえ、改修設計や、様々なコースでの課題について、経営的視点を持って、提案、アドバイスをさせていただくこととしました。 更には、同じ考えを共有する世界的設計者であるGolfplan社のDavid Dale との協働により世界一流の設計から、日常経費の効率的な使い方まで、様々な場面でお役に立てることをお手伝いいたします。 そして、プレーヤーやオーナーのみならず、社会に貢献して持続するゴルフコース、ゴルフ文化を醸成していくお手伝いができることを願っております。